自分の時間の使い方を知るのが重要 2016年5月10日 at 2:57 PM

人間関係と能率学の大家として知られているドナルド・A・レアード博士は、『上手な仕事の任せ方』という著書のなかで、「われわれは音をより遠くに送る方法を発見するために大きな精力を費やしたり、自動車をもっと能率的に走らせるために特別の装置を工夫したり、光の能率を増すために反射鏡を発明したりしているが、われわれ自身の能率を増すためには、ほとんど頭を使っていない」といっている。 

時間動作研究という学問があるが、その道の専門家にいわせれば、われわれの大多数は、非能率的な仕事をしているおかげで、時間と精力の五〇パーセントを無駄に使っているという。 

多くの発明家は、ある機械の能率をわずか五ハーセントかI〇パーセントあげただけで巨富を築いたが、機械よりももっとたいせつな自分自身を助けるためには、これまでばとんどなにごともなされなかったというのが、悲しいかな事実なのである。このように、われわれが実際にやっていることと、やることができることの間には大きな開きがあり、改善の余地があるのであるから、時間の使い方においても、改良された新手法を採用するためには、まず自分の時間の使い方のどんなところに改善の余地があるかを見つけ出すために、自分はこれまで時間をどのように使ってきたかを知らなければならない。 

そのためには自分の時間の使い方のパターンを調べなければならないが、時間の使い方のパターンを知るひとつの方法は、時間の使用を記録し、分析してみることである。