数奇な生い立ちの中の一コマ 2018年4月4日 at 6:35 PM

職場の前で、誰かに呼び止められた。「おい!」と、男ながらのぶっきらぼうないいかたに、「は?私じゃないよね」と無視していたら、もう一度「おい!」と呼ばれた。は?おいとはなんだ、おいとは!礼儀知らずめ!そう思って睨み返そうとしたら兄だった。

 

いや、元兄という変な言い方になるけど他に言い方がない。

私と、その「おい」を連発した兄とは、再婚同士の親の連れ後同士なのだ。

 

そしてその関係は7年で解消されたから、血のつながりのない私たちは元兄、元妹ということになる。親の関係が解消されたからといって、すべてが終わり、というわけではない。

 

一旦つながった縁は、やはり大事にしたいではないか。特に私たちには弟も2人いたし、そいつらを介しても繋がりはある。

 

やつらは時々「今地元にいるよー」と突然メールも送ってくるし、時折家に寄ると、なにかしら手土産を持たせてもくれる。

 

まぁ、ありがたい存在なのだ。この日、「おい」と言った元兄は、「元気か?!」という、単純な挨拶だけして「じゃあ!」と軽く手を振って去っていったのだった。